《職場の教養に学ぶ》
お題:雑草に見るたくましさ
2026年11月1日(日曜)
【今日の心がけ】自分の強みを磨きましょう
砂川昇建の思うところ
オオバコは、人に踏まれるような道端や空き地にも生育する多年草です。一般には雑草と呼ばれますが、種子や全草は生薬としても利用されてきました。種子は「車前子」、全草は「車前草」と呼ばれます。ここで大切なのは、雑草と薬草は、植物そのものの価値を決める絶対的な分類ではないということです。人間が邪魔だと思えば雑草、役立つと考えれば薬草になる。同じ植物なのに、人間の都合によって評価が変わるのです。人間は、食べ物や住まいが足りていても、他人から認められないこと、社会的地位を失うこと、周囲より劣って見えることに苦しみます。雑草の強さとは、苦しみに耐え続けることではなく、自分が生きられる条件を見つけることではないでしょうか。なぜ都会では「根性や我慢」より「贅沢」が魅力になるのでしょうか?一般にヴェブレン効果とは、価格が高いこと自体が商品を魅力的にし、需要を高める場合がある現象を指します。都会には、人も物も情報もあふれています。すると、生活に必要なものを手に入れることだけでなく、「自分は他人とどう違うのか」が重要になることがあります。物が豊富になると、単に所有しているだけでは差がつきにくくなる。そこで、希少性、高価格、ブランド、限定性といったものが、社会的な違いを表現する手段になるのです。雑草を見習うと聞くと、苦労を我慢する、贅沢をしない、欲望を捨てる、という生き方を想像しがちです。雑草を見習う事は、そのたくましさや不屈の精神を、人間は見習い、自分を変えられるという事です。雑草は自分を変える事はできません。つまり、雑草のたくましさは生命の性質ですが、人間のたくましさは意志によって育てることができるのです。
著者 砂川昇建




