《職場の教養に学ぶ》
お題:親しき仲にも
2025年5月6日(火曜)
【今日の心がけ】礼節をもって接しましょう
砂川昇建の思うところ
「って言うか」が口癖の人がいます。「なるほど」「たしかに」がコミュニケーションの魔法の言葉だとすると、コミュニケーションの「地雷」もあります。「いや」「でも」「だって」会話の最初に否定がくると、相手の話を全否定されたように感じる。 ✖「いや、それ違うと思うんだよね」→ ◎「なるほど、そういう見方もあるね。ちなみに、こういう考え方もあるかも?」の方が円滑ですよね。 「ようするに」まとめようとする意図はわかるけれど、→ 相手の話を上から整理されたように感じるので不快感が出る。「普通は」「常識的に考えて」は、相手に「非常識だ」と暗に伝えてしまう言葉。「例」✖「普通さ、それくらいわかるよね?」→ ◎「自分はこう考えたんだけど、どう思う?」「結局」「どっちにしても」「どうせ」「しょせん」は地雷です。人間はなぜ、否定的な意見から考えるのか?人間は、無意識に自分の立場や考えを守りたいという本能を持っています。学校や社会では、「間違いを指摘する」「正解を探す」ことが重視されがちでしたよね?本来、批判的思考は大事な能力です。でも、それが人間関係にも無意識に出てしまうと、会話の出だしがつい「否定」になるのです。この事を最初に理解してコミュニケーションを取りましょう。
著者 砂川昇建




