砂川昇建会長ブログ 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

砂川昇建 職場の教養に学ぶ!~転ばぬ先の杖~

《職場の教養に学ぶ》

お題:命のつながり

2026年9月23日(水曜)

【今日の心がけ】先祖に思いを向けましょう

砂川昇建の思うところ

現在の祝日法では、秋分の日の趣旨を明確に「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」と定めています。ですから単なる「秋になったことを祝う日」ではありません。背景には日本の秋の彼岸があります。秋分の日を中日として前後3日、計7日間が彼岸で、墓参りをしたり、仏壇に供え物をしたりして先祖を供養します。秋分の日は戦前には「秋季皇霊祭」という祭日で、歴代天皇・皇族の御霊を祭る日でもありました。面白いのは春分の日との対比です。春分の日=「自然をたたえ、生物をいつくしむ」秋分の日=「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」つまり日本では、春には「これから生まれ育つ生命」、秋には「自分たちにつながった過去の生命」に思いを向ける構造になっています。沖縄県公文書館によれば、シーミー(清明祭)は旧暦3月ごろ、門中墓に一族が集まり、料理、酒、花などを供え、その後みんなで料理を食べる祖先供養の行事です。そしてこの行事は18世紀中頃に中国から琉球へ伝来したとされています。琉球にもともとあった祖霊信仰、門中という血縁集団、琉球独特の墓制などと中国文化が融合し、現在のシーミーになりました。そして石垣島を含む八重山では、シーミー以上に十六日祭が重要ですね。沖縄県公文書館も、宮古・八重山では清明祭より旧暦1月16日の十六日祭が盛大に行われると説明しています。それでは、種の存続とは何なのでしょうか?自分には父母が2人います。2世代前には4人、3世代前には8人、10世代なら理論上1,024人、20世代なら約104万人。先祖のお墓の前で、亡くなった先祖、現在生きている自分たち、これから生まれる子供たちが、同じ場所に集う事に意味があり、子供たちがその事を意識する事が大切です。つまり、「私は生命の長い流れの途中にいる」事を意識できるからです。人間の場合は、文化を継承する事ができます。おじいちゃんはこんな事が口癖だったとか、こんなことをしたとか、そういう意味では私達も、なんとなく生きるのではなく継承できる何かを成し得たいですね。

著者 砂川昇建

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