《職場の教養に学ぶ》
お題:ロケット野郎
2025年11月29日(土曜)
【今日の心がけ】失敗とチャンスと受け止めましょう
砂川昇建の思うところ
「H2Aロケット」打ち上げ失敗に学んだ話です。ロケット開発の世界では、「失敗は悪ではなく、未来への投資」という考え方がよく語られます。H2ロケットの失敗でも、同じような姿勢が見えます。成功したときは、どの要素が良かったのかが分かりにくいことがあります。しかし失敗すると、どこで誤作動したのか、設計・運用・手順のどこが弱かったのか、想定外の条件が何だったのか、が明確に見えます。この「原因の具体化」は、成功よりもはるかに価値があります。ロケットと言えば、トランプ氏は2017年の演説やSNSで、北朝鮮の金正恩氏を“ロケットマン” と呼びました。は、英語圏では「ロケットマン」は、少しコミカルで皮肉めいた印象に残るニックネームとして使われやすい表現です。トランプ氏は政治的メッセージを「言葉のラベリング」で行う傾向があり、その一環として使ったと考えられます。ロケットは、打ち上げるもの、上へ飛ぶもの、制御が不安定になり得るもの、といった象徴的イメージがあり、北朝鮮のミサイル発射実験と、金正恩氏の豪快な指導スタイルを皮肉って表現したという見方があります。又、エルトン・ジョンの “ロケットマン”と言う、有名な楽曲タイトルでもあるため、ミサイルの指導者」 というより「宇宙(ロケット)に夢中の人物」的な比喩として使われたと解釈できます。日本の「下町ロケット」と言うドラマも面白かったですね。ミサイル実験を繰り返す北朝鮮を、 「ロケットばかり飛ばす男」という意味で揶揄したわけです。
著者 砂川昇建




