《職場の教養に学ぶ》
お題:恵方巻
2026年2月1日(日曜)
【今日の心がけ】一歩一歩進みましょう
砂川昇建の思うところ
2022年の節分に販売された恵方巻を中心とする「節分の寿司」の売上高は約300億円前後と推計されました。また、それを含めた経済効果(関連商品の消費まで考えた効果)は約649億円相当とされます。これは1日(節分当日)だけでこれだけの消費が発生するという意味で、かなり大きな経済的インパクトがあると評価されています。売れ残って廃棄される恵方巻の量もあり、廃棄分の損失額は約12億円程度と推計されています。つまり、売上に対して「売れ残り」(食品ロス)の問題も一定規模存在します。恵方巻はもともと関西(大阪など)での地域風習でしたが、1980〜1990年代ごろから全国に広まった背景には次のような動きがあります。コンビニ・スーパーが節分のイベント商品として積極販売。大手チェーンが全国展開で売り場を拡大。たとえば、セブン-イレブンが1989年に広島で恵方巻を販売して成功し、1998年以降全国展開したことが有名な普及のきっかけとされています。恵方巻自体の起源は日本の大阪(関西)発祥とされています。商人や花街(遊里)の人々が、節分の縁起担ぎとして「太巻き寿司を恵方に向いて食べる」習慣があったという説がよく紹介されます。一方で、節分という行事(季節の変わり目に厄除けや無病息災を願う習慣)は、古代中国の思想(追儺や陰陽五行説など)が日本に伝来したものと考えられています。ただし、恵方巻きという「太巻きを恵方に向かって食べる」具体的な慣習は日本独自のもので、直接中国から来たという文化ではないそうです。
著者 砂川昇建




