《職場の教養に学ぶ》
お題:感謝の一言
2026年10月11日(日曜)
【今日の心がけ】感謝はその場で伝えましょう
砂川昇建の思うところ
ビジネスシーンにおける「ご苦労様」と「お疲れ様」の使い分けを知らない人がいます。苦労様→「労をかけましたね」「よくやってくれました」 これは、上司が部下など、目上から目下に使われることが多いです。お疲れ様は「大変でしたね」「労をねぎらいます」上下関係を問わず広く使われます。ありがとうございます、は、相手の行為への感謝ですから上下関係に関係なく使えます。ですから、道路で学生がゴミ拾いをしていて、年長者が通りがかりに、「ご苦労様!」と声を掛けること自体は、日本語としておかしくありません。町内会の清掃活動やボランティア活動などでも、年長者が若い人に「ご苦労様」と声を掛ける場面は普通にあります。ただ、ここには一つ面白い違いがあります。「ご苦労様」は「あなたの働きをねぎらう」という視点が少し強いため、場合によっては「上から目線」と受け取られることがあります。一方、「お疲れ様です。ありがとうございます」なら、労をねぎらう+感謝するので、かなり自然です。さらに、学生が自主的に地域のためにゴミ拾いをしているのであれば、私は「ありがとうございます」が一番しっくり来ると思います。たとえば、「ご苦労様です」→ 年長者が若い人の活動をねぎらっている感じ、「お疲れ様です」→ 一緒の社会にいる者として労をねぎらう感じ「ありがとうございます」→ 地域のためにしてくれていることへの感謝、という微妙な違いがあります。したがって、今回の「道路のゴミ拾いをしている学生」に通りすがりで声を掛けるなら、「お疲れ様です。ありがとうございます」が最も気持ちよく伝わる表現だと思います。
著者 砂川昇建




