《職場の教養に学ぶ》
お題:身近でできること
2026年2月14日(土曜)
【今日の心がけ】自然を守る行動をとりましょう
砂川昇建の思うところ
もったいない精神と、蜂の寓話について考えてみましょう。もったいないの核心→物・時間・命・才能に 価値がある という感覚。「使い切らずに捨てる=価値を踏みにじる」という倫理。背景には仏教的な 縁・循環・無常 の思想。江戸時代の日本では、修理・再利用・お下がりが当たり前、ゴミがほとんど出ない都市生活、節約は「貧しさ」ではなく「賢さ」つまり、もったいない精神=資源を尊重する生活哲学です。蜂の寓話とは、内容を超要約すると、蜂の社会は、贅沢・虚栄・嫉妬・浪費に満ちている。しかし、その「悪徳」があるから経済は繁栄している 。蜂たちが急に「倹約・道徳」を重んじると、消費が減る、仕事がなくなる、社会は衰退する。ここから出た有名な命題が、「私悪は公益を生む」つまり、人の欲望や浪費が、経済成長のエンジンになる、という、かなり挑発的な主張です。蜂の寓話が言っていること(誤解されがち) 「浪費は善である」「節約は悪である」という事ではなく、本当に言っていることは、個人が全員節約すると、経済は縮む、欲望は否定できない社会的事実、道徳と経済は必ずしも一致しない。一方で、もったいない精神が言っているのは、無駄に消費しない、価値を見極める、限られた資源を大切にする。両者は「別のレイヤー」の話なんです。実は両立するとは、消費と節約の再定義、対立しているようで、実はこう整理できます。悪い組み合わせ、無自覚な浪費 × 倫理なき消費。恐怖による節約 × 経済停滞。良い組み合わせ、価値を理解した消費。意味のある節約、具体的に言うと、安いから買う 、価値があるから払う、使い捨てる → ×。長く使う前提で選ぶ 、金を使わない → 節約ではない。無駄に使わない → 本当の節約。つまり、もったいない精神は「消費を否定」していない。蜂の寓話は「欲望を肯定」しているだけ。現代社会での答え(かなり重要)現代は、資源制約(環境問題)成熟経済(大量消費が成長を生まない)サービス・知識・体験の消費が中心。この状況では、蜂の寓話的な「とにかく使え」は限界。もったいない精神の「価値を見極める」が再評価。実際、サブスク。リユース。高くても長く使う 体験・学習への投資。これらは、もったいない × 消費の進化形とも言えます。まとめ(核心だけ)もったいない精神資源と価値を尊重する倫理。蜂の寓話、欲望と浪費が経済を動かすという現実主義。結論、無駄な浪費は社会を壊す、しかし、消費を止めれば社会も止まる、価値ある消費と、意味ある節約の両立が鍵。このテーマは、「個人の生き方としてどう考えるか」「国家・経済政策としてどう考えるか」で答えが変わります。
著者 砂川昇建




