《職場の教養に学ぶ》
お題:創業者の願い
2025年9月3日(水曜)
【今日の心がけ】育ててくれた人の願いを知りましょう
砂川昇建の思うところ
厳密な統計データとして「二代目に承継されて衰退する割合」については、公的に集計された数字が存在しないようです。しかし、近しいデータとして、大阪市の製造業を対象とした調査では、約68.4%の中小企業で後継者が未定とされ、そのうち約30%が廃業を予定していると報告されています 。また、経済産業省の調査では、事業承継に着手した中小企業のうち約70%が何らかの形で失敗や課題に直面しているという結果もあります。これらを踏まえると、二代目への事業承継後に成功裏に継続できる企業は限定的であり、多くが様々な困難に直面している、という構図が見えてきます。2024年度(2023年~2024年)では、後継者不在によって事業継続が困難となった「後継者難倒産」は507件にのぼりました。内訳では、建設業が127件(全体の25%)と最も多く、続いて製造業(88件)、サービス業(87件)と続いています 。特に「身の程をわきまえない経営」「創業者からの過剰な依存」「既存事業を放棄して別業に進む」などの判断が倒産につながるケースが散見されるようです。二代目は、社長はゴールではなくスタートであることを知らないのです。創業者の思いとは裏腹に現実は厳しいですね。
著者 砂川昇建




