《職場の教養に学ぶ》
お題:心を育む
2025年12月10日(水曜)
【今日の心がけ】心に空所を持ちましょう
砂川昇建の思うところ
「心に空所(くうしょ)を持つ」とは、心の中に余白・ゆとり・静けさを意識的につくる状態を指す表現です。心理学や哲学、禅の文脈でよく使われ、次のような特徴があります。すぐに反応せず、一呼吸おいて物事を受けとめられる。不必要に思考を詰め込みすぎず、心の動きが軽やか。いつも“埋めなくては”という焦りがない。できごとを「こうあるべき」と固く決めすぎない。感情や不安が湧いても、それに支配されず、そのまま眺める余裕がある。予定や思考がぎっしり詰まっていないので、新しいアイデア、気づき、人の言葉が自然に染み込む。想像力や創造性が働きやすい。空所=欠けている部分を「欠陥」とみなさず、「開いている部分」として受け入れる。自分自身や他人に対して寛容になりやすい。禅では、茶室や庭の「余白」と同じで、何もないことが豊かさにつながるという考え方があります。心の空所も、欲望や不安で満たしすぎず、“何かが入るための空き”を保つことで、心の柔軟性を高めるとされます。心に波がたったり空虚な感じを覚える時は、本を読む事をお薦めします。人間なんで所詮考えても良い結論はでません。良い本で良い考え方を学び影響を受ける事が大切だと思います。京セラの稲森さんは「西郷南洲翁遺訓」孫正義さんは「竜馬がゆく」を愛読しているらしいです。
著者 砂川昇建




