《職場の教養に学ぶ》
お題:一言がくれた安心
2025年11月18日(火曜)
【今日の心がけ】思い込みを改めましょう
砂川昇建の思うところ
「あいさつ」で悩む人の話です。自分が挨拶をしても無視する人もいます。それは当たり前の事だとおもって挨拶し続ける事が挨拶の神髄だと思います。先手必勝、相手ではなく自分が何をするのかが大事です。例えば、挨拶をしない人と何かの拍子に会話する事になった時、自分が挨拶をしっかりしていれば自尊心はたもたれます、しかし、無視していれば恥ずかし気もちになります。自分の日頃の行動が大事です。挨拶は、言葉よりも心の姿勢を表します。「おはようございます」「こんにちは」という言葉そのものではなく、「私はあなたを認めています」「今日も穏やかに過ごしたいです」という心の表れです。だから、返事がなくても、その心はあなたの中で磨かれていくのです。挨拶を無視されると、つい心が波立ちます。でもその瞬間こそ、自分の心を試すチャンスです。「相手がどうであれ、自分はどうありたいか」を問う機会。無視されても挨拶を続けられる人は、すでに他者ではなく「自分の美徳」に従って生きています。日々の挨拶は、実は「心の筋トレ」です。人は誰かに優しくされたときよりも、冷たくされたときに人格が磨かれます。「無視されても笑顔で挨拶する」ことができる人は、強くて、温かくて、誇り高い人です。不思議なもので、あなたが挨拶を続けていると、ある日ふと、以前無視していた人が返してくれることがあります。たとえそうならなくても、あなたの周りには自然と優しい空気が流れます。それは「あなたの心が整っている」からです。挨拶の神髄とは、「相手のためにではなく、自分の心を正しく保つためにする行為」です。
著者 砂川昇建




