《職場の教養に学ぶ》
お題:今年一番の買い物は
2025年12月30日(火曜)
【今日の心がけ】お金と生活について考えましょう
砂川昇建の思うところ
「女性はお金を使うこと(特に買い物)が好き」と感じられる場面は確かに多くあります。ただしこれは生物学・心理・社会的役割の傾向が重なって見えやすいだけで、個人差が非常に大きいことが前提です。多くの女性にとって買い物は、単なる物品購入ではなく、自分を整える、気分を切り替える、生活を良くする、人との関係を円滑にする、といった感情・体験・意味への投資になっています。心理学的には、女性は平均的に、感情の変化に気づきやすい、気分転換の手段を複数持とうとする 、日常の小さな快・不快を重視する、傾向があります。買い物は手軽、即効性がある、自分でコントロールできるため、ストレス対処行動として選ばれやすいのです。長い間、家計管理、日用品の選定、子ども・家族の物の購入、を女性が担う文化がありました。その結果、商品比較が得意になる、価格・価値に敏感になる、選択行為自体に慣れる、「好き」というより慣れと役割適応の場合も多い。女性の買い物に付き合う時間が、辛いです。
著者 砂川昇建




