《職場の教養に学ぶ》
お題:新たな魅力発見
2026年9月27日(日曜)
【今日の心がけ】視野を広げて物事を見ましょう
砂川昇建の思うところ
兄と起業してそこそこ大きな会社の育て上げました。意見の対立で会社を去る事になりました。その時点では明らかに「禍」だったということです。意見の対立によって離れ、しかも無一文になる。当時の目線だけで見れば、人生の大きな挫折だったのです。ところが、その出来事が結果として新しい人生の出発点になり、そこから110億円規模の会社を築いた。一方で、かつて残ることが正解に見えた兄の会社は倒産した。 ここに人生の面白いところがあります。「その時点での幸・不幸と、人生全体で見た幸・不幸は一致しない」のだと思います。もしあの時、兄との対立がなく、元の会社に残っていたら、安定した経営者人生を送ったかもしれません。しかし一方で、今の会社をつくることもなかったのです。人生を変えた最大のきっかけが、当時もっとも避けたかった出来事だったわけです。これは中国の故事「塞翁が馬」にも非常に近いですね。幸運だと思ったことが災いになり、災いだと思ったことが幸運になる。だから、目の前の出来事だけで人生の吉凶を決めてはいけない。禍は、放っておけば福にはならない。無一文になった人が全員成功するわけではありません。逆境そのものに価値があるのではなく、逆境によって「これまでのやり方では生きられない」という状況に追い込まれ、そこで考え、行動し、耐え、学んだ人が、結果として禍を福に変える。 私は、成功したとか勝ったとか、そのような事を学んだのではなく「諸行無常」つまり、私も、また無一文になるかも知れない、運命は常に変化している、という事を学んだのです。
著者 砂川昇建




