《職場の教養に学ぶ》
お題:両国の川開き
2025年8月1日(金曜)
【今日の心がけ】先人の思いを深めましょう
砂川昇建の思うところ
江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の時代に、大飢饉と疫病による多くの死者を悼むために、水神祭と同時に行われたのが始まりとされます。この時、隅田川沿いの両国橋周辺で慰霊と悪疫退散の意味を込めて花火が打ち上げられたのが、川開きの起点です。江戸市民にとって、「川開き」=夏の納涼イベントであり、花火や屋形船が並ぶ一大行事となっていきました。花火の主な材料は次の通りです。黒色火薬(黒色火薬=硝石 + 木炭 + 硫黄)。発色剤(金属類:銅、ストロンチウム、バリウムなど)。結合剤(でんぷん糊など)中国発祥(9世紀頃)の火薬は「火の薬」として道教の錬丹術から発展。日本への伝来(16世紀)は鉄砲とともに伝来。江戸時代に花火へ応用。火薬を用いた芸術として日本独自の花火文化が発展。鍵屋・玉屋などの花火師が活躍しました。夏の風物詩、「花火」。今年も楽しみたいですね。
著者 砂川昇建




