《職場の教養に学ぶ》
お題:周囲への影響
2026年1月28日(水曜)
【今日の心がけ】感謝の思いを伝えましょう
砂川昇建の思うところ
建設会社での対人関係の話です。ホワイトカラーであれば上司や顧客へは敬語を使います、しかし、建設現場や漁師など、危険な職場では怒鳴るように意思の疎通を行います。これは、死亡事故やおお怪我を回避するための職場文化です。建設現場や漁業、工場、災害対応などの現場では、騒音が大きい、一瞬の判断ミスが命に関わる、相手の感情より「即時理解」が最優先、という条件があります。そのため、短い言葉、大きな声、命令形・断定的な表現が合理的になります。例)「危ないですから、少し下がっていただけますか?」→ 長い・弱い・伝達遅延。「下がれ!危ない!」→ 即理解・即行動。これは失礼だから怒鳴っているのではなく、安全のための最適解なんですよね。一方、オフィスワークでは、時間的余裕がある、物理的な危険が少ない、人間関係が成果に直結するため、丁寧語・敬語、クッション言葉、合意形成を重視した話し方が機能します。ここで現場型の強い口調を持ち込むと、パワハラと誤解される。信頼関係が壊れる、という問題が起きやすい。大事なのは「敬意」ではなく「目的」です。ここが、すごく重要なポイントです。敬語 = 敬意。怒鳴る = 無礼。ではありません。本質は、相手と自分を守り、仕事を成立させるために最も適した伝え方か、危険な現場での怒鳴り声は、実は「相手を気遣っていない」のではなく最大限気遣っているからこその表現とも言えます。職場ごとに「正しいコミュニケーション」は違いますから「場に合わない丁寧さ」は、時に危険。「場に合った強さ」は、むしろ配慮という考え方は、とても成熟していると思います。
著者 砂川昇建




