《職場の教養に学ぶ》
お題:星空と父の記憶
2026年7月4日(土曜)
【今日の心がけ】受け継がれる時間を大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)は、実際にはお互いの近くにある星ではない話です。職場の教養は、主婦目線が多いのですが、最近は男性目線が多くなって来ています。クレームが来たのでしょうか?それとも選手交代したのでしょうか?さて、ベガ(織姫星)は地球から約25光年。アルタイル(彦星)は地球から約17光年。そのため、両者の実際の距離は約14光年ほど離れています。これは光でも14年かかるほどの距離です。では、なぜ織姫と彦星になったのでしょうか?理由は、「地球から見た見かけの位置」にあります。私たちが夜空を見上げると、ベガとアルタイルは天の川をはさんで向かい合うように見えます。昔の人は星までの距離を知りませんでしたから、「天の川で隔てられた恋人」という物語をこの美しい配置に重ね合わせたのです。この伝説は日本独自ではなく、古代中国の「牛郎織女(ぎゅうろうしょくじょ)」という伝説がもとになっています。日本には奈良時代頃に伝わり、現在の七夕の物語になりましたたとえば、夜景で遠くのビルが隣同士に見えても、実際には数キロ離れていることがありますよね。星座や七夕の星も、それと同じで地球から見た方向が近いだけなのです。つまり、「織姫と彦星が年に一度会う」という話は、実際の星の距離を表したものではなく、地球から見た美しい星の並びをもとに生まれた神話なのです。科学的な距離とは別の、人々の想像力が生んだ物語と言えます。彦星と織姫はいちゃいちゃしすぎて、職務放棄したので離れ離れにされたそうです。職務放棄はやめましょう。
著者 砂川昇建




