《職場の教養に学ぶ》
お題:デジタルとアナログ
2025年8月25日(月曜)
【今日の心がけ】目的に即した手段を考えましょう
砂川昇建の思うところ
機械(デジタル)の得意なことを挙げてみます。膨大な記憶と瞬時の検索。コンピュータは何百万冊分の情報でも一瞬で検索できます。ただし「パラパラと直感的にめくる」というアナログ的操作は苦手。正確な計算・繰り返し作業。人間が数時間かかる計算を、数秒以下で誤差なく処理。何百万回でも同じ処理を同じ精度で繰り返せる。「ルールに従った処理」明確に定義されたルールがある問題は超高速で解ける(チェスや将棋の定跡計算、数値シミュレーションなど)。大量データの統計処理 人間が直感で「多い」「少ない」としか言えない情報を、デジタルは確率や分布として精緻に扱える。人間の得意なことは。直感・曖昧さへの対応。たとえば「本をパラっと開いて偶然見つけた言葉にヒントを得る」ような曖昧な探索は、人間のほうが得意。デジタル検索は「キーワードを知っていること」が前提になる。文脈を読む・意味をつなぐ人は1つの情報を別の文脈とつなげて新しい発想を生み出せる。AIは大量学習で近いことはできますが、「場の空気」や「意図の裏側」を即座に理解するのはまだ不得意。感情や価値判断。「これは美しい」「楽しい」「なんとなく好き」といった評価は数値化しにくく、人間独自の強み。身体性を伴う体験。紙の手触り、ページをめくる感覚、香りといったフィジカルな要素は、情報そのもの以上に人間の理解や記憶を助ける。まとめると。デジタルは「量・速度・正確さ」に圧倒的に強い。 人間は「曖昧さ・意味づけ・感情」に圧倒的に強い。
著者 砂川昇建




