《職場の教養に学ぶ》
お題:皮膚感覚
2026年3月7日(土曜)
【今日の心がけ】感じる力を大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
人間が感じる感覚は、5感と言われていますが、実はもっとたくさんあるようです。温度感覚、痛覚、平衡感覚、固有感覚(手足の位置を感じる能力)、内臓感覚など、つまり「5感」は便宜的な分類なのです。肌で感じる感覚は食感でしょうか?食感は皮膚の感覚ではありません。食感とは、舌の触覚、歯の圧覚、口内の温度感覚、場合によっては音(パリッという音)これらが統合されて「脳で再構成」された感覚です。クラゲは、脳はありません。しかし「神経網」はあります。触れると反応します。ただしこれは、「感じる」のではなく「反応する」のに近いです。脳のない生物に「食感が発達している」とは言えません。生理学的には基本的な感覚はほぼ共通していますが、むしろ動物の方が優れていることも多いです。犬の臭覚や鷹の視力、コウモリは超音波でロケーションする。人間だけが感じるものとは、美しいと感じる、正義を感じる、恥を感じる、未来を想像して不安になる、抽象概念を感じる、これらは高度な前頭前野の働きによるものです。逆に、恥を知らない人はクラゲと変わらないと言えます。
著者 砂川昇建




