《職場の教養に学ぶ》
お題:挨拶と返事
2025年7月13日(日曜)
【今日の心がけ】明るい挨拶と返事を徹底しましょう
砂川昇建の思うところ
職場での挨拶が「おざなり」にならないように、と言う話です。「おざなり」と「なおざり」の違いは、「おざなり」:いい加減にその場を取り繕って、適当に済ませること。由来:「御座なり」から来ており、江戸時代に宴席などで形式的に行う挨拶などを指しました。ニュアンス:「とりあえずやった」感じはある。手抜きでやったけれど、一応やった。「なおざり」は、物事をまったく心に留めず、ほったらかしにすること。由来:「等閑(なおざり)」という古語で、「軽く見る」「注意を払わない」という意味。ニュアンス:そもそもやっていない、もしくは完全に放置している。「やるけど、雑」→ おざなり。「そもそもやらない、気にもしてない」→ なおざり。坂本竜馬が西郷隆盛を評した言葉:「小さく打てば小さく響く。大きく打てば大きく響く。」これは、相手の器(人格・感受性)をたたえる言葉であり、打った分だけ正しく反応が返ってくる、つまり「誠実に向き合えば、誠実に応える人物だ」という意味です。職場でのあいさつも、まさに「打てば響く」もの。軽く投げたあいさつには、軽い返事しか返ってこない(あるいは無視される)。真心を込めて丁寧にあいさつすれば、相手の態度も自然と丁寧に、温かくなる。つまり、「あいさつの響き方は、自分の打ち方次第」なのです。挨拶は「相手にしているのではなく、自分にしているのです」
著者 砂川昇建




