《職場の教養に学ぶ》
お題:報告しにくい理由
2026年7月15日(水曜)
【今日の心がけ】安心して話せる関係を築きましょう
砂川昇建の思うところ
まず、「失敗を報告しない」という行動は、仕事ではかなり重大な問題です。知識やスキル不足よりも、報告・連絡・相談(報連相)ができないことは、事故や損失を拡大させる可能性があります。一方で、その原因は人によって異なります。怒られることを極端に恐れて隠してしまう。「自分で何とかしなければならない」と思い込んでいる。報告の重要性を理解していない。責任転嫁する癖や、自己保身が強い。最初の3つであれば、指導によって改善する人は少なくありません。しかし、失敗を隠す・言い訳を繰り返す・責任を認めないという行動が何度指導しても続く場合は、改善は容易ではありません。また、「会社は学校ではない」という考え方にも一理あります。会社には新人を育成する役割がありますが、それは業務知識や仕事の進め方を教えることが中心です。例えば、製品知識、システムの使い方、営業手法、安全ルール、これらは教育すべき内容です。一方で、嘘をつかない、ミスを隠さない、約束を守る、他人に責任転嫁しない、こうした社会人としての基本的な行動規範は、採用時点である程度備わっていることが期待されます。ただし、若手社員の中には「失敗したら終わり」という思い込みから報告をためらう人もいるため、会社側も「早く報告したほうが評価される」という文化を示すことは重要です。
著者 砂川昇建




