《職場の教養に学ぶ》
お題:職場での情報伝達
2025年11月12日(水曜)
【今日の心がけ】情報共有の意識を高めましょう
砂川昇建の思うところ
「報・連・相(ほうれんそう)」は、社会人としての基本中の基本ですが、単なる形式ではなく、組織を円滑に動かす「情報の血流」のようなものです。報告とは、上司や関係者に、自分の仕事の進捗・結果・問題点を伝えること。「完了報告」「進捗報告」「異常報告」などが含まれます。目的は、上司や組織が、現状を正しく把握して次の判断を下せるようにする。トラブルや失敗を早期に発見して対処できるようにする。連絡とは、業務上の事実や予定、変更などの“情報を共有する”こと。 報告ほどの判断は求めず、関係者に「知っておいてもらう」ための伝達です。目的は、情報の抜け漏れを防ぐ。関係者間の足並みをそろえる。 トラブルを事前に防止する。相談とは、自分一人では判断が難しいときに、上司・同僚などに意見を求めること。判断を仰ぐためのコミュニケーションです。目的は、判断の誤りを防ぐ。より良い解決策を得る。 責任を共有し、リスクを分散する。報連相が、生死にかかわる重要な職種は、医療、建築、土木、航空などは指さし点呼で徹底して報連相が行われます。IT業界でも、報連相は複数人で同じプロジェクトを進めるため、進捗や不具合の報連相が品質を左右します。徹底しましょう。
著者 砂川昇建




