《職場の教養に学ぶ》
お題:自己を肯定する
2025年11月24日(月曜)
【今日の心がけ】自分の強みを知りましょう
砂川昇建の思うところ
「褒めて育てる」教育を受けた若者に見られる傾向(謝れない/非を認められないなど)その世代に「困難を乗り越えるための自己肯定」を教えることは正しいのか?結論から言うと、真の自己肯定は弱点や不完全さを認めたうえで前進する心であり「今のままで完璧!」と思い込む自己正当化とは別物です。「褒めて育てる」世代の課題として、一部に、以下の傾向が見られます。失敗に耐性が低い。他者からの批判を極端に嫌う。自分の非を受け入れにくい。課題より「心地よさ」を優先する。 ただし、これは「褒めたこと」が悪いのではなく、褒め方の問題です。結果だけ褒める → 失敗を避ける、自己正当化。 努力・過程を褒める → 成長志向、素直さが育つ。良い褒め方は 「成長できる自分」への信頼を育てます。最近の若者は「自尊感情はあるが自己効力感が低い」場合もあります。つまり、努力して結果を出していく経験が不足しているケースです。表層的な自己肯定だけが与えられると「ダニング=クルーガー効果」が協調さ自分に対する過剰な自信や自己肯定感が増幅しがちです。成長する自己肯定とは、「現状を受け入れ改善へ向かう姿勢」 つまり、発展途上の自分や努力する自分を肯定する事が良い自己肯定です。
著者 砂川昇建




