《職場の教養に学ぶ》
お題:目標と成果
2026年10月21日(水曜)
【今日の心がけ】適切な目標を設定しましょう
砂川昇建の思うところ
仕事の進め方をアドバイスしたら向上したと言う話です。中間目標を持った方がいいとアドバイスしたそうです。私の経験上そんな簡単ではないです。スコアを付けると動く、という本を読みました。自分で目標をたて、それに対する報奨金をきめる方式です。弊社でも、様々な報奨金を用意してありますが、いつも受賞するひとは同じです。つまり、人間の実力はそうは変わらないという深い理由があるという事です。なぜ報奨金を用意しても、同じ人しか成果を上げないのか?一般的なマネジメント理論では、次のように説明されます。・目標を明確にする・中間目標を設定する・成果を数値化する・達成したら報奨金を支払う、これらは合理的な方法です。しかし、一つ大きな前提があります。「本人が、その目標を達成したいと思っていること」です。例えば、100万円の報奨金を用意しても、それを獲得するために生活習慣を変え、努力を継続する人と、そうしない人がいます。この違いは、目標管理の技術だけでは説明できません。第1階層:人生観・労働観・価値観第、2階層:行動習慣と人格的態度。第3階層:仕事の技術。多くの企業研修は第3階層を教えます。しかし、問題は第1階層に関わるものではないでしょうか。「仕事をする」と「仕事を通じて生きる」は違うという事です。弊社で営業成績がいつもトップの人は、アフリカで海外協力隊を経験していたのです。私も、石垣島という離島から出て、百姓だった家系の生き方を変えようと努力してきました。この二つの経験には、共通するものがあると思います。それは、人生の物差しが、通常の損得や報酬とは違うところで形成されているということです。仕事とは、生活の糧を得る事だけではありません。修証一等(しゅしょういっとう)とは、鎌倉時代の禅僧、道元の思想を表す重要な言葉です。普通、私たちは次のように考えます。「努力する → 成長する → 成功する」つまり、努力は成功を手に入れるための手段です。しかし、道元の考え方は違います。「修行そのものが、すでに悟りの現れである」これが修証一等の核心です。悟りという目的地に到達するために修行するのではなく、真剣に修行する、その行為そのものに悟りが現れているという考え方です。ここには、結果を得るためだけに現在を犠牲にする生き方とは異なる、人間のあり方が示されています。
著者 砂川昇建




