《職場の教養に学ぶ》
お題：植物と団らん
2025年12月15日(月曜)
【今日の心がけ】安らぎに時間を大切にしましょう
砂川昇建の思うところ
植物が私たち人間に与えている恩恵は計り知れず、また、その「たくましさ」や「再生力」は、生物としての大きな特徴であり、学ぶべき点もたくさんあります。植物は光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を作り出します。私たちが呼吸できるのは植物のおかげであり、地球の生命基盤そのものを形作っています。動物も人間も、最終的には植物のエネルギーを利用して生きています。肉を食べる場合でも、元をたどればその動物が植物を食べているため、あらゆる生命の根源的エネルギー源が植物とも言えます。多くの薬草や医薬品は植物由来です。アスピリン（ヤナギの樹皮）。抗がん剤（マダガスカルのニチニチソウ）。精神安定のハーブ。など、植物が持つ成分は人間の健康を支えています。動物は頭や体の一部を失うと致命的ですが、植物には成長点が分散していて、根・茎・葉のどこからでも新しい組織を作れます。植物の細胞は、役割を終えたあとでも、ふたたび未成熟な細胞に戻り、新しい部位として再利用されます。動物ではほとんど不可能な芸当です。植物は「固定生活」をする代わりに、ダメージを受けても死ににくいように進化しています。石垣島で雑草取りをしていると、植物のたくましさから学ぶ事が多いです。人間は、考える事でストレスを感じたり、どうすれば楽できるかなど、ろくな事は考えません。植物は一途に生きる事に必死です。
著者 砂川昇建
